美容業界では以前から「成分に詳しい消費者」が一定数存在すると言われてきましたが
その傾向はより顕著になっています。
スキンケアを選ぶ際に成分を意識する人は
確実に増えていますよね!
先日はサロン倶楽部のコラムでも、流行の成分グルタチオンについて解説しました。
美容業界のブームは早く次から次へと新しい成分や
新しい美容法が誕生しますが
私たち業界人がそれを知らないわけにも、、、いかないですよね。
一般顧客の成分マニア化
先月(2026年2月)アットコスメがアプリに実装した「成分検索機能」ご存知ですか?
ブランド名や製品名、使い心地や目的ではなく
“成分名”を入れて製品を逆引きする機能です。
会員数1110万人以上を抱える同サービスの調査によると、
「成分を意識してスキンケアを選ぶことが増えた」と回答した人は約57.6%
成分という視点は、すでに一般消費者の購買行動に深く入り込んでいることがわかります。
そうなると…
エステティシャンが特定のメーカー(自社製品や取り扱いブランド)だけの教育に依存することは
今の時代、非常にリスクが高いと言わざるを得ません。
メーカーの教育はあくまで「自社製品を正しく、良く見せるため」のもの。
しかし、お客様はすでにスマホ片手に
メーカーの垣根を越えて成分を比較し相性を調べ、自分なりの「正解」を探し始めています。
もしお客様から
「この成分と、サロンで使っている成分の組み合わせはどうですか?」と聞かれたとき
自社で取り扱っている製品のことしか語れなければ
その瞬間にプロとしての信頼は揺らいでしまいます。
私たちはただの製品のファンではなく
科学的根拠に基づいた客観的なアドバイスができる教養を持ったプロにならなければいけないと思います。
美容の共通言語である成分や解剖学を正しく理解すること
結局のところ、生理的な皮膚や体の機能は進化しているわけではありません。
たしかに、新たにわかってきたことはあるかもしれませんが
新しい美容法も化粧品も、基本的には普遍的な生理解剖学の上に成り立つものです。
美容の共通言語である成分や解剖学を正しく、深く理解すること。
それこそが、情報武装した現代の消費者に対し、プロとして唯一無二の価値を提供し続けるための絶対条件ではないでしょうか。
今みなさんはメーカーの教育だけに頼っていませんか?
今こそ垣根を越えてメーカー色のない学びが必要かもしれません。

